ときどき立ち止まって人生全体を見て考える。

最近は大人も子供も、自分のキャリア形成の為に
ひたすら前のめりになっていて大変ですね。

大人はビジネスの世界で生き残る為に、
キャリアアップ、自己成長に必死です。
スキルアップ、論理的思考力の強化、
英語力の強化、教養の修得、学び直し・・・
本でもこれらは大流行りです。

<子供から大人まで、前のめりに>

大学生は2年生くらいから就職を意識して、
インターンに取り組み、
希望する就職先に有利なゼミに入って、
自己分析をしてキャリアビジョンを考える、
といったように一昔前と比較して
就職に向けた取り組みが学生生活の中心に
位置するようになっています。

もっと下の世代になれば、
大学受験、高校受験がし烈であるのはもとより、
中学受験もどんどん過熱しています。
昔は4年生から塾に通い始めたのが、
最近は1年生からコースが設定されています。
某有名進学塾の複数の校舎では、
3年生のはじめ(小学2年の2月)からでないと入れません。
満席になるからです。

ほんと、小学低学年の幼い子供から大人まで、
生き残る為に必死です。
ま、子どもの場合は、親が自分の子だけは
生き残れる様に・・・ということですが。

いづれにしても、みんな目先のことで必死です。

これが出来ないと・・・
このスキルがないと・・・
このレベルの会社に入れないと・・・
あの学歴が無いと・・・

社会の下層に落ちてしまう・・・。

そんな不安が世の中を覆っている様に見えます。

<立ち止まって考えてみよう>

でも、前のめりになってばかりだと疲弊します。
病気になってしまうリスクもあります。

もしも、自分が
「前のめりになりすぎているなぁ」
「視野が狭まって、のめりこみすぎているなぁ」
と感じたら、
立ち止まって目線を上げてみることをお勧めします。

キャリア形成、スキルアップ、受験、
と盲目的になっているかもしれないので、
ときどき立ち止まって、人生全体を考えてみるのが
良いと思います。
週1回でも、月1回でも。

自分にとって本当に大事なことは何か?
難しいことは抜きにして。
今の自分が関わっていること全体をみて、
そのバランスを考えてみてもいいでしょう。

仕事、家庭、学生生活、趣味、地域や共同体、
などなどいろいろ関りがあります。
その中で、仕事だけに(それに繋がるものだけに)
フォーカスしていては、不自然、不健康です。
立ち止まって考えてみましょう。

(2019年6月10日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
ヤニー株式会社
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