イヤな上司や職場環境に違和感がある。転職すべきか?

転職、すなわち、職場を変えることを考えるのは、
なにも前向きな理由ばかりではありません。

現実的には、上司や先輩と相性が悪い、
職場の人間関係が上手くいかない、
仕事の考え方や価値観が合わない、
などといった環境面に違和感があるときが
多いものです。

では、違和感があったら転職を考えるべきか?

職場を変えるかどうかを判断する為には、
検討する方法があります。

<キャリア選択の意思決定方法>

まず、なぜ違和感があるのか。
それは、自分のセルフイメージ、仕事の価値観、
希望や期待など、自分が職業選択にあたって
考慮ポイントにしていたことと、
自分の周りの環境(人、職業の性質、等)の間に、
不協和が生じているからです。

この不協和を解消することが、
その本人にとって必要なことです。

その為には、3つのステップに取り組むと良いでしょう。

1stステップは、不協和が生じている原因探しです。
上司に無理難題を言われることか、
会社の人々との職業観の不一致なのか、
いろいろあるでしょう。
まず、何が自分に違和感をもたらしているのか、
外部環境をレビューしましょう。

2ndステップは、見つけた外部要因に対して、
自分が考慮ポイントにしていたことを修正出来るのか、
検証をします。

例えば、会社から求められる仕事のやり方は、
自分の職業観に照らし合わせると共感は出来ないが、
まぁ目をつぶることができるレベルなのか、
譲れない一線なのか。

自分が耐えることができる状態かどうか、
ということです。

3rdステップは、自分の考慮ポイントを修正して
耐えることができるレベルであれば
仕事への接し方を工夫する。

耐えることができないレベルであれば、
その不協和を感じない(or減らせる)
別の職場を探します。
別の会社への転職をすることや、
同じ会社でも異動や職種転換を目指すことですね。

以上の3つのステップによって、
違和感の解消を目指していくことが、
キャリア形成における意思決定方法の1つです。

仕事に違和感をお持ちになって悩んでいる人は、
参考にしてみて下さい。

(2019年2月25日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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<お役立ちツール>

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