キャリア形成における偶発性

キャリアデザインって、「いつまでに○×の経験を積んで、
□△のスキルを身につけて・・・とプランを立てていく」
イメージをお持ちの人は多いと思います。

いま達成したい目標が明確な場合は正しいやり方ですが、
果たしてそんなに単純なことでしょうか?

キャリア目標が明確だったのではないけど、たまたま
任された(初めてやる)仕事が面白かったことをきっかけに、
いつしかそれが自分の専門分野になっていた、というような
人は実は結構沢山います。

仕事以外でも、そういう偶然の出会いや出来事が、その後の
人生を変えるってことは大なり小なりありますよね。

例えば、私がキャリアに関することを仕事にしたのは、
何か崇高な理念があったのではなくて、たまたま
就職活動中の先輩が人材教育に関する仕事を志望している
と話していたのを聞いたのがきっかけです。
「へー、そんな仕事があるんですかー。」と。

キャリア形成や人生において、偶然の出来事はたまたま
起きたことであっても、自分にとっては決定的に
重要な意味を持つことがあります。

このようにキャリアデザインは、自分のキャリアを
理屈で計画するだけでなく、自ら積極的に
偶然の出来事を作っていくことも大切です。

あと、偶然のチャンスに出会った時に、そのチャンスを
ものに出来るように、今から準備しておくことも
お忘れなく。

(ヤニー山本、2016年4月30日)