サバイバル就活術~コロナ危機でも怖くない職選び~

新型コロナの影響でバイト先の店舗などが
営業自粛になって困っている学生の人達も
多くおられるのではないかと思います。

私が人材エージェントとして役員を務める
アンテロープ社でもインターンとして
受け入れる予定だった大学生の勤務開始が
延期になっています。

多くの学生の場合は、バイトの収入で
身を立てている訳ではないと思いますが、
困りますよね。

ただ、このような状況から得られる
就職先を選ぶ時の教訓があります。

<非正規のリスク>

今回のコロナショックも含めて、
自然災害や戦争などが日常生活を麻痺
させてしまうときや、
10年目のリーマンショックなど不況時に、
まっさきに雇い止めされてしまうのが、
アルバイトや有期雇用契約など、
いわゆる非正規社員の仕事です。

そう考えると、契約社員は派遣社員として
働くことは雇用リスクがとても高いですよね。
この働き方は、学生や主婦など主な収入源が
他にある人(親、ご主人など)に適しています。

<まずは正社員の仕事を得る>

これから社会に出る人や、
すでに社会人で自ら身を立てる人は、
正社員の仕事を獲得することが第一目標です。
不況でも簡単には解雇されず、
会社が休業しても収入は途絶えません。
また、例えば大きな病気で働けなくなっても
年金から支給があり生活費は確保できます。

ですから、まずは正社員の仕事を獲得すること。
これから就職活動をする人は意識して下さい。

<強みを活かせる仕事は?>

では、たくさんある正社員の仕事の中で、
どんな職を選べば良いのか。
特に学生は、やりたいことやビジョンを考えても
働いたことがないとわからないでしょう。
社会人でも、自分がやりたいことは、
なかなか明確に出来ないものです。

その場合は、自分の強みを活かせる仕事
選ぶことがお勧めです。

強みとは、自分が得意なことです。
人とコミュニケーションを取るのが得意、
細かい作業が得意、考えることが好き、
など人それぞれ得意なこと、好きなことが
あると思います。

社会人や学生でも特別に何か勉強した人は、
知識やスキルもあるでしょう。

自分の強みが活かせる要素がある仕事では、
成果を出しやすいでしょう。
そういった人々は、厳しい経済環境でも、
サバイバルしやすくなります。

<自らの強み、価値観を知る>

自分の強みから更に踏み込めば、
自分が大事にしている価値観です。

「好きこそものの上手なれ」というように、
自分が興味あることや好きなことは、
上手にやれるものです。
自らの価値観にあうことは、
無理せずにやれます。

これらを考えるときに役立つツールは、
このホームページで無料提供していますので、
ご活用下さい。

価値観のワークシート

Webページ上で、ガイドに従って、
質問に答えていけば、
考えが深まるようになっています。

<正社員で、強みを活かせる仕事>

正社員の仕事で、
自らの強みや価値観を満たせる
要素がある仕事。

そんな仕事を得ることを基準として、
就職先や転職先を探すことが、
サバイバル就活術です。

(2020年4月20日)
1級キャリアコンサルティング技能士
山本恵亮
プロフィール
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<参考コラム>
カミュの「ペスト」にみる緊急事態下での働きざま

すさまじい収入格差が広がっている日本<2回:格差を引き起こす習慣の違い>

すさまじい収入格差が広がっている日本<1回:平均年収と準・富裕層の年収水準>

キャリアは、競争ではなく独自の道を追求する。

新型コロナウィルスの中途採用への影響(採用中止など)。 4/1時点

<参考ツール>
自分の好きなことを知るには、価値観の把握から:価値観のオンライン・ワークシート

キャリアデザイン・プログラムの自己診断ページ

自己分析ツールのご提供:Webで使用できるキャリアデザイン教材の一覧