型破りで臨機応変な働き方が日本人には向いている。

会社組織で仕事をするには、
作業を完遂する為に従わないといけない
ルール手続きがあるので、
それに則って仕事をしないといけないけれど、
それだけに自分が乗っ取られてしまうと
人は生気を失ってしまいかねない。

仕事の目的を達成する為の手順があり、
その手順が往々にして複数の人に分割されて、
その分割された中にも作業手順がある。

組織人はそれを1つ1つ進めて、
自分の職務を完遂していく。

ただ、それって慣れるとつまらないですよね。

そもそも目的を定めて、
それを小さなステップにブレークダウンして
1つ1つ進めて最終的に目的を達成するという
システム制御的な考えは欧米文化のものです。
救われる人と救われない人は、
生まれながらに神様が決めている・・・という
キリスト教的な発想。

他方で、日本的な発想と言うのは、
やってみて、その反応を見て、
次やることを考えてやってみるという、
刺激に対して反応する生物らしいものです。

守破離とはよくいったもので、
基本の方を覚えたら、
次はそれを破っていくという
型破りは、日本の土壌に根ざしたものです。

現代の仕事では前者のシステム制御的なもの、
ゴールに向かって機械的にやっていくという
やり方を無視することは出来ません。

ただ、日本文化で育った我々は、
それだけだと腐っていきかねません。
自分に合わないのですから。

そこに日本的なものを追加していかないと。
つまりは、基本的な方を身につけた後は、
やってみて、その反応をみて
次に打つ手を考えるという工夫をするとか。

型破りな要素を、
大きなことでなくても、100%満たせなくても、
小さなことでもやってみるのがお勧めです。

そして、その思いをもっと満たしたければ、
満たせると思う仕事へ移れば良いでしょう。

(2019年6月24日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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