新しい仕事にギャップを感じたら、視点をヨコ移動してみる。

4月になって新しい仕事を始めた人は多いでしょう。
新しい仕事を始めると、ワクワク感とともに、
ギャップを感じると思います。

このギャップは、新しい仕事を始める時には
セットでついてくるものです。
必ず生じると言ってもよいでしょう。

このギャップに悩みすぎると、
新しい環境に慣れて仕事を覚えたいのに、
足踏みすることになってしまい、
もったいないですね。
また、余計なストレスを抱えることにもなってしまいますし。

そのギャップを感じたら、
悩み始める前に、おすすめの方法があります。

<ギャップのとらえ方を変える>

自分の常識と異なる考え方とか習慣に出会うと、
人はギャップを感じます。

「え、どうして?」
「なんで?」
「そもそも、それって必要なの?」

という心の中の声が生じるでしょう。
ギャップを感じた出来事に対して、
その根拠を問う心の声ですね。

この心の声、無視すべきでないときもありますが、
はじめから過剰に「なんで?なんで?」と
問い過ぎると、答えのない世界に迷い込んで、
悩み続けることになってしまいます。
で、一旦、その心の声は、カッコに入れて、
もう一つのとらえ方を試みてみます。

「えー、そんな見方があるんだぁ」
「新しい考え方だな」

視点を変えるとらえ方です。

同じ出来事でも、視点を変えると
見え方が異なります。

例えば、
アポなし飛び込み営業をやらされて、

「なんで、こんな非効率なやり方をしないと
いけないんだ?無駄だ。(辛いし…)」

という根拠を問う心の声に対して、

「へー、そうやって新しい出会いをつくるのねー」
「営業って、サークルの勧誘活動みたいだ」
「ナンパだな、この営業って」

などと、視点を変えてみるのです。

<視点を変えると・・・>

そうすると、今までの自分なりのとらえ方から、
視野が大きく広がります。
新しい発見がきっとあるでしょう。

自分の視点から、新しい視点に乗り換えちゃうわけです。

更に言えば、その視点にも、無理に固執する必要はありません。

他の視点を見つけて、乗り換えたっていいのです。

なんで?なんで?そもそも、それいる?・・・

とタテに深ぼっていくだけでなく、

視点を変えて、横に移動していく感じです。

そうやって視野を広げつつ、
気になった視点があれば、「なんでやろ?」
と深ぼってみてもいいのです。

視点を広げていって、偶然出会ったことが、
自分にとって貴重な発見とか、
自分の成功のきっかけになる、ということは
多々あります。

よーい、ドン!とスタートして、
いきなりギャップを感じて立ち止まって、
足元を「なんで?なんで?」と掘るのでなくて、
新たなとらえ方として視点をヨコ移動していると、
意外なところに成功への発射台があるかも知れません。

足踏みする前に、視点を変えることを試してみることはお勧めです。

(2019年4月8日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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