自分にとっての成功の定義を緩めてみる。

成功しないといけないとか、
成長しないといけないとか、
今はかなり煽られる時代になっていますね。
ある意味、それらが強迫観念のように
我々につきまとっているかのようです。

今、私がここでいう成功とは、
高い社会的地位や収入を得ること
と言う意味で使っています。
それを得る為にスキルを高めないと、
教養を得ないと、、、そうやって成長しないと、
と誰もが必死になっています。

<成功に盲目的な自分を突き放してみる>

成功や成長に盲目的になるのは、
資本主義社会なので当然かも知れません。
ただ、幸せに生きていく為、
あるいは、幸せに働いていく為には、
成功や成長に盲目的になっている自分や社会を
ときどき突き放してみることも大切と思います。

成功や成長を意識しすぎて、
自分がやりたいことや、
心の底から面白いと思える仕事などが
見つけられなくなっているケースをよく見受けます。

たとえば、
やりたいことばかり考えるのでなく現実を見ないと…
お金を儲ける為には何をしようかな…
これらのような心の声が邪魔をして、
自分が納得感を持てる仕事は何か考えられなくなり
好きではないけど成長できそうな仕事を選ぶ例をときどき見ます。

それって、落とし穴で、大して成長もしないし、
辛いだけの仕事になります。
人並み位には成長しても、卓越することはありません。

<自分にとっての成功の定義を緩める>

結局のところ、好きこそものの上手なれ、です。
好きなことをやっていると充実して、成果も出るし、
結果としてみるみる成長もします。

成功を狙って好きなことをやるわけではないですが、
あまり狙っても思うような結果を得られないのなら、
それに盲目的になる必要は無いとも言えます。

なので、自分にとっての成功の定義を緩めて考えても
良いかも知れません。
たとえば、
「自分の力で生活していければ成功」とか。

あとは好きなことが見つけられたラッキーな人は
それをやっていけば良いし、
そうでなくても、今の仕事で稼ぐことで、
自分や家族が生活していけているなら良しとする。
そんな風に考えてみるのもありでしょう。

案外そうすると、自分はどう在りたいか、
その為に満たしたいことが何か、
といったことが見えてくるかも知れません。

(2020年6月22日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
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<参考コラム>
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コロナ危機:人生の転機では、新たな始まりの前に終わりがある。

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