就職は伸びている業界の会社で、勝ちやすいキャリアを選ぶ。

就職や転職活動での会社選びの1つの視点だが、
拡大・成長している業界で、
ある程度の地位を築いている会社に入社すれば、
充実した経験が積めることが多い。

業界全体が伸びているので、
自社が経営で下手をうっても、
あるいは、無策でも何とかなるから。

経営判断のミスで業績悪化、
社員の仕事や給与に打撃・・・ということが少ない。
また、社員のレベルが高くなくても、
業界自体が伸びているから、
会社も成長の波に乗っかっている。

会社が成長していることからくる、
新たな役割や挑戦のチャンスが多い上に、
社風も明るくポジティブな気持ちになる。

少なくとも、業績悪化や停滞からくる
閉塞感の中で仕事をせずに済む。

縮小市場で守りの戦いをしている会社で、
挽回の希望を見いだせていない組織だと、
社風は停滞していて、
仕事の広がりがなくて面白くないことも多い。
また、何よりも給与や賞与が低い。

もちろん、会社は1社1社個性があり、
縮小業界でも優良な会社や、
事業転換をして発展をしていく会社もある。

ここで言いたいのは、
単に聞いたことがある有名企業であるとの理由や、
入社希望者の多い人気企業だから、
などといった理由で、深く考えもせずに
就職先、転職先を選ばないということだ。

自分で調べて、よく考えて、選択するならば、
どの業界のどの会社であったとしても、
納得感ある選択ができるだろう。

ただ、伸びている業界の会社だと、
チャンスが大きいということはやはりある。
世の中で伸びている業界はどこか?
更には、この先はどう変化していくのか?

情報弱者にならずに、
アンテナを張り巡らして、よく考えよう。

(2019年4月22日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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