キャリコン面接試験のやり方に関する疑問(技能士検定)

先日、キャリアコンサルティング技能士検定
1級と2級の学科と論述試験が実施されましたね。
受検された方はお疲れ様でした。

次は、年明け以降に面接試験です。
1級も2級も面接試験は難しく感じると思いますが、
以前にアドバイスを書いていますので、
下記のコラムを参考にして下さい。

キャリアコンサルティング技能士検定(1級)の面接試験をどう進めるか。

上記は1級の面接試験を対象に書いていますが、
2級試験の参考にもなりますので、
2級を受ける方もお読みいただければと思います。

ところで、今回はよく質問を受けることを1つ紹介したいと思います。

<よくある疑問>

ちょっとした疑問だけれども、
「どうしたらよいのかな」ということの1つに、
事例相談者からのメモを読んだ後、
改めて相談内容の説明を求めるのか?

ということがあります。

相談内容はメモに記載されているから、
その内容を前提として面接を開始した方が良いのか、
それとも口頭での説明を求めるのか。

迷いますよね。

これ、正解は無いと思います。
ただ、私の場合は、”基本的には” 口頭で
説明を求めるスタンスです。

相談者は自分が書いたメモを説明すると、
もう一度、相談内容を振り返ることができ、
考えが整理されたり、課題がはっきりと
してくることもあります。

また、文字に表れていない気持ちが
口頭や表情から伝わってくるときもあります。
それらをとっかかりに質問をしていく
こともできます。

おそらくは、再度の説明を求めずに、
メモの内容への質問だけで掘り下げるよりも、
一度説明してもらった方がお互いにとって
やりやすいのではないかと思いますので、
個人的にはお勧めです。

上記で “基本的には” と書いたように
他にもいくつかバリュエーションを持っていて、
相手に合わせて対応していますが、
どうしたら良いのか迷ったときは、
一度説明してもらうのが無難だと思います。

(2019年12月23日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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<関連コラム>
キャリアコンサルティング技能士検定(1級)の面接試験をどう進めるか。

キャリアコンサルタント学科試験対策、本の紹介(技能士検定2級、1級)

キャリコン学科試験(2級、1級)直前の勉強法

キャリアコンサルティング参考本:発達論・トランジション(推薦図書)

キャリアコンサルティング参考本:社会的学習理論(推薦図書)