面接で相手の人間性を見抜いて、入社後のミスマッチを防ぐ。

<相手の人間性を理解できない面接はバクチ>

応募者として面接を受けるときも、
面接官として応募者の面接を行うときも、
相手の人間性を少しでも見抜いて、
その人を理解することが必要です。

応募者はそれによって上司となる人を理解し、
勤めることになる会社の社風を類推します。

面接官は応募者の経歴やスキルだけでなく、
人柄を理解して自分達の組織に馴染める人かどうか、
判断せねばなりません。

応募者、面接官どちらの立場であっても
相手の人間性を理解出来なければ、
お互いの相性が良いのか、悪いのか、
働いて見ないと分からないという
バクチになってしまいます。

面接の場では、誰もがきちんと振る舞いますし、
簡単には本音を見せないものですから、
表面的な言動だけではその人の内側までは
十分に見えないものです。

<人は光と闇の両面を持っている>

長年私が色々な人にお会いしてきて思うのは、
人は光の部分と、闇の部分を持っている
ということです。

そして、表面的な印象が良すぎる人は、
良さそうに見える度合いと同じ程度に
ダークな部分を持っているものです。

例えば、何でもハイと素直に答えて腰の低い
とても従順そうな振る舞いをする人が、
実際には、非常に頑固で、指示やアドバイスを
全く受け入れない人だった・・・
なんてことは珍しくありません。

また、とても紳士的な対応のエリート男性が、
一緒に仕事をしてみると、
思い通りにならない時には態度を豹変させるとか、
異常なくらい強圧的になる、平気でうそをつく、
といったことも多々あります。
そんな上司が沢山いる会社だってあります。

<人間性を見抜く為の3ステップ>

なので、例え、30分や1時間の限られた面接でも、
相手の人間性を少しでも理解することは必要です。

その為に、何ができるか。
簡単に言うと、会話して一定の関係を築いてから、
相手の考えを問う質問をすることです。

ただし、開始早々いきなり考えを問うのはダメですよ。
あまりに唐突で、反感を買ってしまうこともあります。
「あんた何様やねん!」と。

1stステップ

まずは、挨拶とそれに伴う会話で、
相手を認めて敬意を払っていることを
態度で示して会話できる状態を整えます。

2ndステップ

そして、事実関係の確認、
面接官は応募者の経歴の確認などですね。
応募者の立場では、経歴や経験についての質問に
丁寧に答えることです。

この事実関係のやり取りをしていくと、
次第にお互いの信頼関係が出来ていきます。
つっこんだことを聞けそうな雰囲気が醸成されてくる、

または、踏み込んで聞かれても構えずに答えることが
出来そうな心構えが出来てきます。

多くの場合は、この段階になっても、
事実関係の質疑応答に終始して面接が終わる
ことが多いですね。

それではもったいないです。

3rdステップ

失礼にあたらないように気遣いながらも、
相手の考えを問う質問をしてみます。

面接官から応募者への質問であれば・・・

***
「あなたはこのプロジェクトをやって良かった?
その理由は?」

「どんなときに、仕事のやりがいを感じる?」
***

といった質問などで少し踏み込みます。

応募者から面接官への質問であれば、
質問を促された時に・・・

***
「これまで経験された案件で、
思い出に残る案件について教えて頂けますか?」

「この仕事のだいご味はなんでしょうか?」

「仕事をする上で、大切にされていることは何ですか?」
***

などと聞いてみると相手の考えを引き出せます。

<1つだけでも聞く価値がある>

限られた面接時間で聞ける質問は多くはありません。
だからこそ、1つだけでも相手の考えを問う
質問をすることが大切です。

それによってお聞き出来たこと、会った印象、
確認出来た事実などを総合して、
相手がどういった人なのか、
類推していきましょう。

面接は1回だけでは無いのですから、
2回、3回と少しずつでもお聞きしていけば、
最終的にはその人を採用すべきか、
その会社に就職すべきか、
相手の内側を理解した上で、判断が出来ます。

そうすることが、のちのちのミスマッチを
回避することに繋がります。
面接では相手の考えを引き出す質問ができるよう、
まずは関係をつくって、
そして、1つでも質問してみることをお勧めします。

(2019年3月4日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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<お役立ちツール>

自習用キャリアデザインと選考対策のワークブック:
働きがいある仕事をみつける「八つの原則」

参考コラム:
面接では論理的思考に優れた人は感性を、感性に優れた人は論理的思考を意識しよう。

面接が上手くいかないときは、何が問題なのか考えよう。

<参考図書>

・「転職の思考法」(北野唯我)

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法