仕事選びのコツ:面接官の考えが自分の琴線に触れるか確認する。

仕事を選ぶ時に何に価値を置いて検討するのか。
働きがいある仕事を見つける為には、
とても大切な論点であると思います。

<報酬水準の検討方法>

仕事は経済活動ですから給料の水準は大切ですし、
また、会社の社格(ブランド)を気にする人もいる。
ただし、これらだけに価値を置いては、
満足できる仕事は見つかりにくいものです。
こういったことを最優先にしている人が、
会社を転々としていることは珍しくありません。

そもそもお金は生きるためのツールですし、
社格(=所属企業による信頼)も同様です。
これらはこれくらいなら良いだろうという
ボトムラインを超えているか否かで判断するのが
望ましい検討方法です。

<共感できる価値観か>

それをクリアしていれば、
あとは自分の琴線に触れる価値を見ていくべきです。

それは何か。
転職や就職では面接で会うその会社の社員が話す内容です。

自分の仕事についてどう言うか。仕事のやりがいは何か。
どんな時に面白いと思うのか。
会社の文化を言葉で表すとどうか。
などなど、そういう言葉から相手の内面を見ることが出来ます。

同時に話しぶりや態度からも、その人々、ひいてはその会社の
普段の行動や仕事ぶりが見えてきます。

そういったところに価値を置いて見て、
自分が共感できるかどうかを判断するのが良いでしょう。

<逆質問タイムを活用する>

もしも、面接の最後などに逆質問タイムを頂けるなら、
その時に上記の視点で質問をするとよいでしょう。
調べればわかるかを聞くのではなく、
目の前の面接官、その人に関心を持って
その内面の考えを問う質問をしていくチャンスです。
その回答が自分の琴線に触れるものであったら、
その人、ひいてはその会社が自分の価値観に
フィットしているかも知れません。

(2021年1月11日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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<お役立ちツール>

自分の好きなことを知るには、価値観の把握から:価値観のオンライン・ワークシート (無料)

参考コラム:
面接でのふるまい方:緊張、謙遜、逆質問について

面接では論理的思考に優れた人は感性を、感性に優れた人は論理的思考を意識しよう。

面接が上手くいかないときは、何が問題なのか考えよう。

異質な人と付き合うには、まず相手を理解する。