新型コロナウィルスの見えない恐怖。転職市場への影響。

私は毎年2月後半と3月は花粉症で、
くしゃみ、鼻水と大変なのですが、
最近はマスクが手に入らず困っています。
新型コロナウィルスのパニックの余波を
もろに受けています(笑)

「よく分らないからこそ怖い」との心理でしょうか、
目に見えない不気味さを人は恐れるということが、
今回の件で可視化されました。

<そもそも実際にはどうなのか?>

人々が過剰反応している側面も否めないですが、
こういう時は自ら調べて理解して、
知らないから怖いという感情的な反応から、
対象を理解して自分の行動を判断する状態に
頭を切り替えたいものです。

今回の場合は新しいものですので、
保健機関も公式に明確な見解を出せないのでしょうが、
今のところ見えているのは次のようなことです。

***
・致死率は2%で、死因は免疫力の低下と関連。
 (よって多くは高齢者)
・体外に出たウィルスは長時間生存できない為、
 食品の摂取や商品に接触しただけでは感染しない。
・インフルエンザの感染者は国内では推定1万人/年と
 見込まれている。
(今のところ新型コロナよりも遥かに多い。)
***

こんな点を踏まえて、自分なりにとるべき行動は、
「手洗い、うがいの徹底」、
「必要のない時は人ごみを避ける」、
「疲労を溜めないように十分に睡眠をとる」、
この3つです。

こう書いてみると、インフルエンザ対策と同じですね。
毎年インフルエンザに感染しないように、
私も、多くの人々も、かなり神経質になっていますが、
その水準で警戒するのが今のところ妥当だろうと
私は判断しています。

調べて、自分なりに解釈しないと、
噂やメディアに煽られて不安になって、
無駄な労力を費やすだけになりかねません。

他のことにも共通しますが、
(私が言うなら職業選択でも同じです)
自ら調べ、解釈して、行動を判断することをお勧めします。

<転職(就職)市場への影響>

ちなみに、今回の騒動のジョブマーケットへの
影響は出始めており、
まず、企業の会社説明会(転職者向け)が
中止になることが連続して発生し始めています。

また、面接が対面ではなく、Skypeなどへ変更に
なっている会社もあります。

尚、これらの迅速な動きは、私のまわりでは
主に外資系企業とベンチャー企業で見られます。
国内大手企業は様子見かも知れませんが、
まもなく動きはじめるでしょう。

これを機に説明会などは、オンラインで実施される
ことが一気に増える気配も感じます。

自調自考するビジネスマンは既にこれを商機ととらえて
動いていることでしょう。
たしか、アリババが大きく成長したのも、
サーズ以降であったような。。。

(2020年2月24日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
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<関連コラム>
更新情報:
新型コロナウィルスの中途採用への影響(採用中止など)。4/1
新型コロナウィルスの転職市場への影響(続報)と、見通し。3/16
更新情報(3/3):
新型コロナウィルスの転職市場への影響と、個人が対策すべきこと。

<参考ツール>
自分の好きなことを知るには、価値観の把握から:価値観のオンライン・ワークシート

1人でキャリアデザインをするときのツール:働きがいある仕事を見つける「八つの原則」

キャリアデザイン・プログラムの自己診断ページ

自己分析ツールのご提供:Webで使用できるキャリアデザイン教材の一覧

対面で仕事の相談をしたい人へ:キャリアコーチング