面接が上手くいかないときは、何が問題なのか考えよう。

面接を受けて手ごたえがあったのに、
不合格であることや、
それが続くことがあると誰しもどうすれば良いのか、
悩むことと思います。

私もそうです。
面接を受けることはありませんが、
仕事が思い通りにいかなかったときなどは、
「どうすればいいのかな?」
としょっちゅう頭を悩ませます。

でも、それでは何も解決しないことが多いです。

そんなときに私が聞いて参考になったのが、
ある学校の社会の先生が生徒にお話になったことです。

社会問題についてのレポート作成の授業で、
「解決策の提言ではなくて、
問題は何なのかを考えることが大切で、
それを書こう」
と述べておられました。

先生がその授業で繰り返し指導していることは、
テーマを決めること、
そして各章で取り上げる具体的な問題点を考えて
決めることです。

自分が取り上げるテーマを決めることと、
そのテーマについての問題点を考えると言うことに、
授業全体の7-8割の時間を割いておられたと思います。
扱うべきテーマを決めたら、
それについて具体的な問題点を考えることですね。

これを面接で上手く行かないことに引き直すと、
どうしたらよいかな?と悶々と考えて足踏みするのではなく、
「自分が面接で合格できないのは、何が問題なのか」
ということを具体的に考えることだと思います。

面接での話し方が冗長なのか?
身だしなみにふさわしくないのか?
聞かれた質問を取り違えて回答しているのか?
・・・などと具体的に考えてみましょう。

そして、ひょっとしてこれが問題なのかな?
ということが分かれば、
それに対して自分はどうしたら良いのかを考えるのは
容易ですよね。

上手く行かないと、ついついどうしたら良いのか?
と言うことばかりに考えてしまいがちですが、
そこは一歩立ち止まって自分の問題点を考えてみる
ことをお勧めします。

2018年7月23日 山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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イシューからはじめよ

今回のコラムで書いたような「どうすれば良いのか」と
悩んだときは、幾ら考えても答えが分からないことは良くある。
でも、そんなときに陥りがちな答えを探す思考法が間違いであって、
まずイシュー(考えるべき論点)から考えることが必要とのこと。
解けない問題を解くことを仕事にしているマッキンゼー出身の
著者が思考法をわかりやすく伝授してくれる。