ダイバーシティの面白い事例。

最近は外資系グローバル企業を中心に、
社員のダイバーシティが求められていますね。

日本ではダイバーシティの意味合いは、
女性の採用や幹部への登用くらいにしか
受け止められていませんが、
本来は男女だけでなく、人種をはじめ、
いろいろなバックグラウンドを持つ人々を
採用しましょうって考えです。

そこで、人種や育った国が違えば、
常識がすごく違うという例を幾つか
紹介したいと思います。

何年か前ですが、
ヨーロッパの国際学校での校内ルール事例です。

・テスト中の飲食OK

中間テスト、期末テストなど、試験に
飲み物を持ち込んで構わないとのルール。
生徒はコーラとか、ジュース飲みながら
テストを受けている光景が広がります。
なんか、楽しそうでいいですね。

でも、3回落第したら、退学ね。
・・・という厳しさもあります。

・先生を殴ってヨシ

いきなり自分から殴ったらだめです。
ただし、先生に殴られたら、
まず、反論しても良い。
そして、また殴られたら、
3秒以内であれば殴り返してヨシ…
というルール。

私が小学生だったときは、
先生にたたかれる時に防御姿勢を取ったら、
「よけたら2発!」って倍くらったなぁ
・・・ところ違えば常識も違いますね。

・相手の意見を否定せず議論

最後に、まじめな例。
議論をするときは、自らの意見をしっかり
主張して意見を戦わせるのですが、
相手の意見を否定してはだめ。

今でも日本社会(会社ではなおさら)では、
基本的に意見は言いませんね。
また、議論する時に相手の意見に反対の時は、
否定するだけでなく、
相手の立場や人格までも、否定してしまいがち。
あいつはダメだ、おかしい奴だ、KYだね、等々。

そうでなくて、自らの意見とそれを支える理由を
しっかりと伝えて議論しなさいってルールですね。

事例は以上です。
この3つの例を見ると日本国内の常識、価値観と、
大きくことなるものが世界にはありますね。
2つはオモシロ事例ですが。

ダイバーシティある職場やコミュニティで
大切なお付き合いの姿勢とは、
相手の言動が自分の常識と違っても、
頭ごなしに存在を否定することや、
排除しない器の大きさと、
論理的に会話する能力を持ちましょう
ってことですかね。

(2020年2月17日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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