職種選びの基準。仕事の選択に悩んだときの考え方。

転職や就職で希望職種を何にするのか考えるとき、
これがやりたい!と考えが明確にならずに悩む
こともあると思います。

あれもやりたいし、これもやりたい。
これも大事で、と言ってもそれも大事。
と言う気持ちです。

例えば、「営業の仕事をやりたい、でも、
コンサルタントも良いかな」
「でも、年収は高い方が良いし、
上司や同僚が自分に合う職場がいいなぁ」
とあれこれ考えることはありそうですね。

そんなときの考えの整理方法を1つ紹介します。
働きがいを持って仕事をするために自分が必要と
思う要素(または絶対嫌な要素)を1)環境面と
2)動機づけになる要素の2種類に分類します。

1)環境面の要素とは、会社の経営方針、上司
との関係、給料の金額などです。
自分にとって外的な要因ですね。

そして、2)動機づけになる要素は、例えば
目標の達成感、感謝される実感、周囲からの承認、
仕事の面白さなどです。
こちらは自分の内面に根ざすものです。

1) の環境面の要素は、不満を解消することに
つながるものです。これらは獲得すれば不満が減ります。
ただし、深い満足感や充実感には繋がりません。

一方で2)の動機づけになる要素は、まさに、
自分の働きがいとか、充実感などに繋がる要素です。
設定した営業目標をクリアして「おっしゃー!」と
自身と達成感を感じるとか、

支援したクライアントに「本当に助かりました。有難う」
と言われて、やって良かった、と働きがいを感じる
といったことです。

自分が悩んでいる仕事について考えるとすれば、
環境面の要素では不満が無い程度をクリアしているか、
という確認をします。
自分の基準を満たしていたら、それでOK。
それ以上は、深追いする必要はありません。

そして、動機づけ要素を満たせる仕事かどうか、
という視点で考えます。

例えば、自分にとって大事な要素が、他者からの
感謝ならそれを実感出来る要素があるかどうか。
物事の本質を見極めたい欲求が強いなら、
それを実現出来る仕事であるのか、といった
視点で考えます。

こちらは、働きがいに直結するので、環境面の
要素など外的要因に惑わされずに(そちらが
不満を感じさせない程度であれば)、
しっかりと見極めていきましょう。

以上、職種を検討する時のヒントでした。
良い週末を。

(2016年6月17日 山本恵亮)