転職活動を何からはじめたらよいか?と
よく質問を受けるのですが、
手っ取り早くて大切なことは、
職務経歴書の作成です。
これ、応募書類を準備することが
目的ではありません。
<職務経歴書を作る本当の意味>
転職を意識し始めた初期段階や、
自分のキャリア形成を検討し始めた頃は、
「やりたい仕事が何か不明確」
あるいは、
「希望職種は明確であるものの
どう自己PRしようか?」
と頭を悩ます状態ではないでしょうか?
そういうときは、昔懐かしい言葉だと
自己分析が必要なのですが、
そのときに手っ取り早くて、効果的なのが、
職務経歴書の作成なのです。
どうしてか。
それは、自分がやってきたことを
文字にしていくことで、
自分の経験を振り返ることが出来るからです。
あんなことやったな、
これもしたな、
と思い出しつつ、振り返ることで、
やったこと、出来ることが明確になります。
更に、自分が仕事をする中で持っている
問題意識なども確認できます。
例えば・・・
「あのプロジェクトでは苦労をしたけれど、
もっとこうすれば良かったかな?」
「今の会社のサービスでは出来ることは
ここまでだけれども、
こういったことができればお客さんの為に
なるのではないかな?」
「このスキルを身に着けたら、
こんな仕事もできるかな?」
経験を振り返り文字にする過程で、
こんな気持ちが、自然と生まれてくるものです。
<振り返ると、未来に目が向く>
そして、次は何をやりたいか、
どんなスキルを身に着けたいのか、など
過去や現在から、未来に目が向きます。
なので、自分のキャリア形成を考えるときは
職務経歴書を作成しはじめることがお勧めなのです。
それによって自分の経験、スキルを棚卸して、
今の自分の問題意識や課題を明確にして、
これからどうしたいのか、どうすべきか、
考えを前に進めることが出来ます。
転職をしようと思うときや
自分のキャリア形成を考えるときに、
何から手を付けたら良いか分からなければ、
とりあえず職務経歴書を書き始めてみましょう。
(2019年9月30日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
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