40歳になると自分のキャリアや生き方について
不安感が増す時期です。
今まで通りやっていては、その不安感は増すばかりですので、
一度自分の人生とキャリアを見つめ直すことが
特に必要な時期であると思います。
40歳前後のこの時期に自分の周りで生じる状況や
自分の状態は次の様なものでしょう。
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今まで一心不乱に仕事をしてきたけれど、
ふと周りを見ると同期や後輩が先に出世していて、
自分は出遅れていると認めざるを得ない･･･。
プレーヤーとして活躍していると思っていたら、
その役割は後輩や部下が担うことになり、
自分は管理を行うゼネラリストに。
新しい職務が向いていないと感じる。
仕事のやりがいも、昔のようにワクワクせず、
惰性になっている･･･。
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などの状況で、
いったい自分は何のために働いているのか、
自分のキャリアはこのままでいいのか、
迷いが出て来るものです。
今まで大切にしてきた価値観が、
今の自分に合わなくなってきて、
自分がどういう人間なのか、分からなくなるのも
この時期です。
これを心理学では「中年の危機」なんていいますよね。
どうすれば、良いのでしょうか？
大事なことを3つ上げると次の通りです。
１）自分の周りで何が変化していて、それらが自分にどう影響するのか、
冷静に分析して、把握する。
２）今の自分の中で変化していることは何か、把握する。
３）5年後、10年後の仕事人生の為に準備をし始める。
上記の1と2で自分を取り巻く環境と自分自身についての
現状を客観的に把握します。
そして、3ではこの先のキャリア形成に向けての
具体的な準備を（少しずつでも）始めます。
そうやって45歳、50歳になった時に、
会社に生殺与奪権を握られて身動きが取れない状況や
リストラされそうになって慌てふためくのではなく、
次の道を見出せるようにしておくのです。
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この方法でキャリアを考えるときの役立つツールを
お作りしていますので、宜しければご利用下さい。
・アラフォーの自己分析
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ただし、今の会社で順調に出世していて、
充実感もあり上昇ルートに乗っている人は、
そのまま階段を登って行って良いでしょう。
40歳前後になって今までにない悩みが生じるのは
ごく自然なことです。
会社や社会、家庭において、自分に求められることが
20代や30代の時のそれらから、
大きく変化し始めるのが40代です。
また、自分の力の限界や、どうしてもかなわない人がいる
ことをリアルに認識するのも40代です。
この人生の転機といえる40歳前後の波を上手く乗りこなして、
人生の後半を楽しいものにしていきましょう。
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
ヤニー株式会社
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40歳前後で自分のキャリアを振り返るときのツール：
・アラフォーの自己分析
自分のキャリアを考え直す為のキャリアデザインの教科書：
・働きがいある仕事を見つける「八つの原則」①（自己理解編）
・働きがいある仕事を見つける「八つの原則」②（選考対策編）