面接でのふるまい方:緊張、謙遜、逆質問について。

転職や就職の面接でのふるまいについて、
ちょっとした疑問ってあると思います。

今回は面接でのふるまいについて、
次の3つについて簡単に述べたいと思います。

・緊張の取り扱い。
・どれくらい謙遜すべきか?
・こちらから質問していいのか?

それでは、それぞれ説明します。

<緊張について>

面接って誰しも緊張します。
その場で緊張することは自然なことです。
仮にあがらない人がいたら、
それは全く真剣さがないのか、
何も考えていないのでしょう。

面接後の感想を聞くときに、
「緊張して質問に対して
的確に答えることが出来なかったから、
自分の本当の姿が伝わらなかった」
との発言を聞くことがありますが、
これは的外れです。

応募者が緊張していることは、
面接官も織り込み済みです。
そして、応募者が自分の緊張している状態を
どうマネージして対応するのか、
見ているのです。

例えば、ここから大事な商談で緊張しながらも、
きちんと対応できるのか、できないのか、
類推できますよね。

<謙遜すべきか?>

日本社会では謙遜が美徳とされていますね。
面接でも謙遜すべきでしょうか?
自己アピールと謙遜のバランスは難しいと
感じる人も多いでしょう。

まさに、その通りです。
自分がどれほど優秀であるのかを必死で
証明しようとすることや、
能力やスキルの自慢話は避けるべきです。

かといって、過度な謙遜もダメです。
その態度が評価されることはありません。

アピールと謙遜のバランスは難しいのですが、
自分に自信があることを自然と示しておく
ことが大切です。

<面接官への質問について>

面接官に質問をすべきでしょうか?
面接でQ&Aの時間を取って頂くこともあれば、
会話の流れで応募者から質問する機会もあるでしょう。

「質問があればどうぞ」と促されて、
「特にありません」と回答していては、
面接官の立場からすると、
この応募者は当社や仕事のことを本当に
理解しているのだろうか?と不安になります。

また、Q&Aタイムでなくても、
自由な会話の中で何一つ質問をしないでいると、
その応募者は自分が応募している仕事に対して、
興味を持っていないのではないか、
という印象も与えます。

自分がこれからやるかも知れない仕事に対して、
好奇心がないというのは不自然ですね。

わきまえながらも、質問をすることを
遠慮するべきではありません。

緊張、謙遜、逆質問については、
以上です。

なお、他にはお金についてどう話すか、
悩むこともあろうかと思います。
「お金が目当て」と思われないように
注意することは必要です。
ただし、薄給で働くつもりはないことは、
示しておくべきです。

上記のぷちアドバイスが、
皆さんの面接で役立てば幸いです。

(2020年1月13日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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参考コラム:
面接では論理的思考に優れた人は感性を、感性に優れた人は論理的思考を意識しよう。

面接が上手くいかないときは、何が問題なのか考えよう。

異質な人と付き合うには、まず相手を理解する。