面接を受けるときの態度は控えめにする?
それとも、積極的にアピールすべき?
どうでしょうか?
ケースバイケースという声が聞こえてくる
感じがしますが、このケースバイケースを
説明しましょう。
交渉や試合でもそうですが、相手との
やりとりに取り組んでいると満ち潮と
引き潮のような勢いの流れが生じます。
サッカーとか野球を見ていても、同じ
チームでも勢いに乗っているときは、
上手く進んでいきますよね。
このように相手に勢いがあるときは、
自分は控えめに、丁寧に対応します。
面接では、面接官がガンガン質問を
して攻めてくるときは、その質問に
丁寧に、正確に答えることに集中します。
この時はアピールしたいことがあっても、
聞かれてもいないことを話すとか、
無理に流れを変えようとせず、どちらかと
言うと控えめに、そして、相手の質問を
正確に理解して、論点がずれないように
質問に答えることに集中しましょう。
一方で、試合でも勢いの潮目が変わる
ときがあります。
相手の勢いが引き潮になった瞬間を
捉えて、自分の得意技でたたみかける
ことが勝利の鉄則ですね。
面接は相手を打ち負かす場ではないので、
たたみかけて面接官を論破してはダメです
が、自分の良さを前面に出してアピール
するのは、こういうタイミングです。
得意技を思いっきり発揮しましょう。
ただし、面接ですから、聞かれてもいない
ことを話しまくって暴走しないよう気を
つけないといけませんよ。
ここで言う自分の良さを前面に出した
アピールとは、例えば、プレゼンが得意だ
とした場合、面接官から過去の実績の説明
を求められ時に、自分らしいプレゼンでの
得意技を発揮して説明する、というような
ことです。
このような勢いの潮目があることを信じて
とらえる人が面接でも勝利するのです。
(2016年8月29日 山本恵亮)