仕事を理解するには、職務内容よりも役割。

転職先や就職先の仕事をどれにするのか、
説得力ある志望動機を作りたい、
そういった時には、仕事内容を深く理解する
必要があります。

しかし、募集要項の業務内容を読んでも、
業務内容の説明を聞いても、
いまいち理解が進まないことは多々あります。

このような、仕事内容をもっと理解したい
と言う時のちょっとしたコツを紹介します。

それは、その仕事に就いた場合の役割に
焦点をあてて調べるということです。

どういうことか。
例えば、ジュニア・リサーチャーの仕事の場合、
業務内容に「業界情報の収集、企業財務情報の分析」
などと書いてあってもピンとこないでしょう。

そこで、その役割に焦点をあてると…
「業界情報や企業財務の分析で得たデータを使って
レポートを書くシニア・リサーチャーの為に、
情報収集や財務分析を行う」
ということが分かります。

このように業務の作業内容ばかりを集めても
よほどその作業自体が好きでないと
やりたいとも思えないでしょうし、
それをもとに志望動機を考えようと思っても
ピンとこないということになるでしょう。

しかし、その仕事に就く人や自分が就いたと
仮定して、その役割を調べてみると
手触り感を持って仕事内容を理解出来ます。

仕事内容を理解しようとする時には、
作業内容ばかりではなく、
その仕事の役割、
つまりその仕事に関わる他の人々が誰なのか、
そしてその人々に対して
この仕事に就く人が担う役割とは何か、
ということを調べてみることがお勧めです。

以上が、仕事内容を理解する為の
ちょっとしたコツです。
宜しければ試してみて下さい。

(2017年10月30日 山本恵亮)