面接で相手の実力を見極める方法。

「相手の実力を見極めるには、どうしたら
よいのか?」
はじめて面接官をやる人や管理職になった
ばかりの人などから、そのような質問を
ときどき受けます。

これについては、基本的なところは
簡単にわかります。

ポイントは、生まれながらの「才能」と
仕事の幅を生み出す「能力」を区別して
みることです。

多くの人が、この才能と能力を同じように
考えています。

確かにもともと記憶力が良いとか、
人懐っこいとか、そういった才能を持って
いる人はいます。

でも、それだけだと単に才能を持っている
に過ぎません。

例えば、面接で会った応募者が人当たり
良くて、話し上手だったとしたら
優秀!と評価してしまう。
(いわゆるハロー効果ですね)

そして、採用してみたら、話は上手いけど
その他はさっぱりだった、なんてことを
経験した人はいませんか?

一方で、能力は、様々な業務に対応出来る
仕事の幅の大きさを生み出します。
プロの技を見せます。

能力は、勉強や訓練、日々の仕事を通して
身につけることが出来るものです。

この能力は、生まれながらの才能とは
全く別ものなのです。

人に会ったとき、相手の良さが見えた
としたら、それが生まれながらの才能を
持っているに過ぎないのか、
それとも才能を活かして得意技を発揮
しているのか、という視点でみると
良いでしょう。

そうして、才能だけで全てを判断する
のではなく、持って生まれた才能と、
身につけた能力の両方を把握して、
その人の実力を正確に見極めましょう。

(2016年8月18日 山本恵亮)