最近は働き方改革が進んでいて
社員を不当に酷使することは批判される
世の中になってきていますが、
入社したらブラックだった…ということは
残念ながらあります。
<ブラック企業タイプ1:若者使い倒し型>
ブラック企業もいろいろあって、
1つのタイプは若い社員を低賃金で使い倒す
旧来型のブラック企業です。
これは最近撲滅運動が加速していますね。
ある会社では新卒で若い社員をたくさん採用し、
高い営業ノルマを与えて追い立てていました。
つらくて、2,3年もしたら半分以上の社員が
辞めるのですが、その会社の社長曰くは、
「ちょうどいい」との衝撃の発言。
馬車馬のように働いてもらって、
給料が高くなる前に辞めてくれるのは好都合。
そして毎年新卒をたくさん採用する、
というサイクルです。
<ブラック企業タイプ2:ミドルクラス酷使型>
もう1つのタイプは、
名ばかりの管理職にした社員を
残業代無しの年俸制で使い倒すという
ニュータイプのブラック企業です。
新卒入社や20代若手社員は
残業規制をして無理をさせないことで
働き方改革をしている(と見せる?)一方、
30台半ば以降40代などの社員を
管理職扱いにして、ジュニアスタッフが
こなしけれなかった仕事を日夜土日問わず
背負わせる会社です。
アラフォー社員を年俸500万円とかで、
毎日深夜12時過ぎまで、土日も働かせる
ようなところです。
扶養家族のあるおじさんは辞めれないし、
転職先もないだろうとタカをくくっている
のかも知れません。
<ブラック企業の本質>
このように一言にブラック企業といっても
1形態だけではありません。
入ってから分かることも多いものです。
ブラック企業は、ギリギリの賃金で
社員を倒れるギリギリのところまで働かせる
というのが本質です。
そんなところに無理にしがみついていると
人は疲弊して、病んでしまうでしょう。
そうなると自分を立て直すのは大変です。
さっさと逃げましょう。
そんな地獄で我慢する苦労よりも、
新しい仕事を見つける苦労の方がましです。
2018年10月22日 山本恵亮
一級キャリアコンサルティング技能士
ヤニー株式会社
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<お役立ちツール>
・自己分析と転職活動準備の教材:
働きがいある仕事を見つける「八つの原則」
<参考本>
ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)
どんな会社がブラック企業なのか。
その見分け方と、もし入社してしまった場合の身の守りかたなどが述べられています。
また、ブラック企業の本質を理解すれば、しがみついていてもろくなことはない
ということが分かるでしょう。