仕事との不満の原因が、職場において
「十分に認められていない」ことであるのは
非常に多いです。
転職をしたい理由の根っこにも、
職場での承認不足があることは多いと感じます。
決して何か実害を被っているのでは無いのだが、
「こんなに頑張っているのに誰も分かってくれない」
「成果を出しているのに上司に評価されていない」
という不満や、
「成果を出したら出した分、評価されたい」
という強い希望を頻繁にお聞きします。
<求めても、求めても、満たされないワナ>
こういった気持ちはよく分かります。
ただ、これって求めても、求めても、
キリがないというワナがあります。
周りの人々に認められても、
上司に認められても、
「もっと認められたい。
あの人からも、この人からも・・・」と
いつまで経っても満たされないものです。
むしろ、認められたい欲求が肥大化して、、
希望と現状のギャップに苦しみます。
そもそも人は他人のことなんて、
たいして気にしていません。
自分が同僚や友人について、どれだけ
親身に心によりそっているのか?と、
考えてみると分かりますよね。
もしも自分が親身に考えている人がいるなら、
それは一部の人達では無いでしょうか?
普通はそんなに沢山はいないはずです。
<それでヨシとする>
こういった求めても、求めても、キリがないことには
どう対処すればよいでしょうか?
結論から言えば、ある程度以上であれば
「それで、ヨシとする」ことです。
上記の周りの人々から認められたいという
欲求であれば、皆から認めらえるのでなく、
「この人達が認めてくれていたらそれでいいや」
と割り切ることです。
お金なんかもそうです。
「こんだけ以上稼げていたら、それでよしとする」
という基準を設けておいて、
仕事なら仕事の中身にやりがいを求めればよいのです。
そうすると「もっと、もっと」というワナから
抜け出せるのではないでしょうか?
(2019年9月2日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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<参考ツール>
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