おじいちゃん社長の教え:悪い流れを好転させるコツ。

ある中小企業オーナー社長がある方へのメッセージで
「逆境が人を成長させる」と仰っていました。
メッセージをもらっていた人は当時大変苦労していたのですが、
その言葉を贈っていたおじいさん社長は修羅場をいくつも
乗りこえてきた人でした。

奥さんであるおばあさん曰く、
その社長は人生で3回「死にたいと」言ったそうです。
まじめに。

にもかかわらず、その人の表情は昔から明るく、
誰も恨んでおらず、愚痴の1つも聞いたことがありません。
ま、出入りしている証券営業マンをどなりつけて
いましたけれど。

死にたいと思うほどの障害を3回も乗り越えて、
会社をつぶさず、成長させていった同社長の生き方から
学べることは何でしょうか?

私は、思い通りにならないことの真っただ中にいても、
ネガティブな感情に流されるのではなくて、
愚痴らずに踏ん張って、明るく歩み続けていくことでは
ないかと思います。

その結果、人生最大の壁に苦しむ人へのメッセージが、
「逆境は人を成長させる」という言葉だったのでしょう。

受け入れ難い大変な状況の中では、誰かを悪者にしたい
気持ちも出て来るでしょう。
愚痴も言いたくなるでしょう。

でも、その感情に流されるのではなくて、
踏ん張って、自分を一皮むけさせる試練に感謝して
今何が出来るのか、考え工夫して歩み続けることが
流れを変えるコツなのではないか、と
おじいちゃん社長の生き方と言葉を解釈しています。

2017年12月18日 山本恵亮