結果に責任を持つ。でも自責か他責の二者択一には注意。

自責がよい他責はだめと良く耳にします。
ある局面ではその通りでしょうが、
全ての局面にあてはまる事ではないと思い
ますので、自責・他責の善悪を一方的に
決めつけるのは正しくないと思います。

何か失敗をしたときに他責にせずに自分で
反省をすることは大事なことです。
他方で、仕事が上手く行ったときに自責
のみで成功したと考えるのは正しいとは
言えません。

他責というと人のせいにすることだけで
なく、「運が悪かった」と結果を自分以外
の責任にしてしまうことも含みます。

そうすると、失敗した時に運が悪かった
と考え反省したいのでは、自分の何が
原因で上手く行かなかったのか分からず
進歩がありません。

かといって、全て自分の責任で失敗した
とだけ考えると、過度に自分を責める
ことになります。アンラッキーってことは
確かにありますから。

また、上手く行ったときは、自分の力
だけで成し遂げたと信じて、運が良かった
ということを忘れていると、環境が違えば
次は失敗する可能性があります。
成功時に失敗の芽がある、というのは
こういったことでしょう。

こう見てみると、自責も他責(含む運)も、
どっちか1つではなく、どちらも半々に
あると考えるべきでしょう。
ですから、上手くいったときは「今回は
運もよかった」と考え、振り返りや周囲へ
の感謝をする。

思い通りにいかなかったときは、
「何が原因で今後はどうすれば良いか」
と考えるのが良いのではないでしょうか?

自責も他責(&運)も半々。
おごらず、自分を責めすぎず、
客観的、実証的な考えも持って
仕事に取り組んでいきたいものです。

(2016年7月20日、ヤニー山本)