成長につながる人付き合い。自分を高めてくれる友達とは?

自分を高めてくれる友は、一見、鼻につくと
感じてしまうものです。

一方で、何の足しにもならない友達は、
心地よく感じるものです。
その瞬間は楽しく、文句ひとつ言われない
とか、表面的には気分が良いのです。

どうして、自分を高めてくれる友は、
鼻につくのでしょうか?

そういう友は自分にはない能力を持っており、
自分にはできないことを出来てしまうものです。
それが故に、その人を妬む気持ちが生まれる
ことがあります。

または、自分とは異なるやり方で仕事を
進めようとすることで、意見がぶつかる時も
あります。

この様な理由から、面倒だと思ってしまう
友がときどきいるでしょう。

でも、よく考えてみたら、その人が自分には
無いものを持っているということは、
補い合えるということではないでしょうか?
自分の学びにも繋がりますね。

もしも自分に相手に対する妬みの気持ちが
芽生えて気分を害したら考えてみましょう。
「この腹立ちは誰のものか?」と。

自分の考えと異なることを言われて
イライラしたら、自分に問いかけましょう。
「このイライラは誰のイライラか?」

それは自分のイライラです。
このイライラした感情は自分のものです。

そうすると、そのイライラの元には
他人ではなく、自分が取り組むべきこと
だと分かります。

それが分かれば、イライラした感情が抜けて
自分の心の中に友から学ぼうという気持ちの
スペースが出来ます。

そして、イラッと反応した指摘や意見、
自分のやり方とは異なるアプローチなどを、
冷静に受け止めると、自分ひとりでは
気づかなかったことや、知らなかったことを
発見できることが多々あります。

自分を高めてくれる友は、一見、
鼻につくことがありますが、
妬みや拒否反応を受け流してしまえば
真の学びを与えてくれるものです。
そのような友は宝です。

(2016年11月8日 山本恵亮)