1番の成果を上げているのに職場で孤立。どうすれば良いか?

とても優秀な能力を持っていて、
仕事で他の誰よりも成果を上げている人が、
職場では孤立していることはありませんでしょうか?

<孤立するエース人材>

私がいろいろな人と職場を見ている中では
エース級の成果を上げている人が孤立していることは
珍しくありません。
むしろ多々あると言ってよいでしょう。

特に、1人1人の裁量で仕事が完結できるような
仕事においては、その傾向があります。

セールスの部署などでは特に多いですね。
その他、研修講師や塾の先生などでもあります。

折角頑張っているのに孤立してしまって、
やるせない気持ちになっている人もいるでしょう。
ちくしょーって思って、更に頑張って成果を上げるけど、
周りはどんどん引いていく…、むなしいですね。

<活躍しているのに、なぜ孤立するのか?>

そうなってしまうのはなぜか。
個別事情はいろいろとあると思いますが、
1つだけ理由をあげると嫉妬です。

人は誰しも自分よりも優れた人に対しては、
とにかく嫉妬を抱くものです。

にもかかわらず、エース人材の本人が
「俺(私)スゲーだろ」と優越感が態度に出ていたり、
言葉尻に「そんなことしてちゃ、ダメだろ」という
ニュアンスが出ていたりすると、
職場で孤立しないほうが不思議なくらいです。

「あの人、仕事は出来るんだけど、人望が無いよねー」
という共通見解が部署内で形成されるだけです。
これでは管理職に昇進しても、
リーダーシップを発揮することが難しくなります。

<孤立しないエース人材の特徴>

一方で、卓越した業績を上げ続けるエースや、
管理職に昇進した後に今度は自分のチームの業績を
エース級にすることが出来る人は、
周囲の人への気配りを怠らない人です。

自分が持っている優れたスキルを他の人に伝授するなど、
自分の為だけに仕事をするのではなくて、
仕事の労力の幾分かを周りの人々の為に使う
ことをしています。

つまり、真のエースは、自分の為だけでなく、
幾分かは他人の為に自分の才能を使うのだ、
という覚悟
を持っている人なのです。

<自らに問うてみる>

もし、自分が一番の成果を上げているのに
職場で孤立してしまっているとか、
周りの人がよそよそしいと感じるのであれば、
「自分の能力を自分の為だけにつかっていないか?」
自らに問うてみて下さい。

それが出来ると、自分のキャリアの
次のステージが見えてくるでしょう。

2018年6月4日(2020年1月7日改訂) 
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
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<参考コラム>
職場で認められていない不満から抜け出すには?

「自分は必要とされていない」なんて思わなくてよい。

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