先日テレビで引きこもりの人々を支援している
行政の方々の取り組みが紹介されていました。
その中で引きこもり経験がある山田ルイ53世が
「人生は何度もリセットできる」
とコメントしていました。
彼は中学生から6年間引きこもったそうですが、
その経験を踏まえた言葉には説得力があります。
<例えば、20年で一度リセットする>
たまたま私が発信した先週のコラムで、
森毅先生の人生20年説という考えを紹介しましたが、
これは誕生から死ぬまでを一続きの人生と考えずに、
20年の人生を何回か生きるという考えです。
例えば、20歳を迎えた人の場合は、
その先を続きの人生と考えず、一度リセットして、
次の20年は別の人生を生きるということですね。
私なら、20代前半から40歳位までの人生と、
40歳からの今の人生は別の人生と考えるということです。
そう思うと、とても気楽に感じます。
<リセットすれば、未来に目が向く>
やはり区切りって大事かなと思います。
仮に思い通りにいかない人生であっても、
リセットしてしまえば、
気持ちを切り替えて新しい自分として
次の人生をスタートできます。
また、リセットして区切れば、
それまでの人生を対象化できます。
客観的に、あーこうだったなぁと。
そうすると、次の人生はこう生きようかと、
今から先のことに自然と目が向くものです。
引きこもりの人であろうが、
学生として通学して学んできた人でも、
社会で仕事をして生きてきた人であっても、
人生に区切りを設けることは大きな意味があります。
歴史を振り返れば、
日本では16歳で元服の儀があった訳ですし、
他の文化でも子供と大人の境目に、
象徴的な儀式を設けていました。
その境目の前と後では、別の人間として
生きていくのです。
現代ではそれが無くなっているのですから、
自分で意図的に区切りを設けるしかないですね。
(2020年7月20日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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<参考コラム>
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