適職を探す時に大切な2つのことは、
自分についての理解(価値観や欲求)と、
仕事の理解(求人情報や仕事内容)であることは、
これまでにも幾度か述べています。
ただし、これについては注意点があります。
社会人になってから間もない人や
就業経験が無い人は、
自分を理解する為の自己分析ばかりに
とらわれないことです。
なぜか。
キャリアを選択する時に重要になってくる
自分の価値観や欲求と言うものは、
仕事の経験を通じて徐々に形成されていくもの
だからです。
よって、社会人経験が短い、または、無い人は、
その価値観が形成されていない状態にあります。
ですから、現時点の自分探しをやり過ぎても
腹落ちする答えが見つからないし、
例え、見つかったとしても、この先で仕事を
経験する中で大いに変化していきます。
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ちなみに、仕事の経験が数年(10年以上など)ある人は、
キャリアに関する価値観がだいぶ形成されています。
それについて、知っておくことは大変意味があります。
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そこで、第二新卒の年代や学生の人々は、
自己分析はさくっとやって結果は参考にしながらも、
同時に求人情報の収集や、
興味ある仕事内容を理解することに力を入れましょう。
世の中にどんな仕事が存在していて、
自分が面白そうだなと感じる仕事の内容は
具体的にはどうなっているのか、
といったことをきちんと調べて、
その仕事に詳しい人や経験した人に話を聞き、
機会があれば体験し(インターンなど)、
仕事への理解を深めていきます。
なお、初めは身近なイメージの湧きやすい業界に
関心が向くでしょうが、
世の中には自分が知らない多様な業界や業種があります。
仕事への理解は深めるだけでなく、
どんどん広げていくことも大切です。
きっと新しい世界を発見することにつながるでしょう。
以上、第二新卒や学生の皆さんがキャリアを検討する時には、
自己分析ばかりにとらわれずに、
仕事の理解に力を入れることの重要性を述べさせて頂きました。
(2017年11月14日 山本恵亮)
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