まさかの成功、その秘密。

「まさか、あいつが・・・」ということが、
成功の場合でも、失敗の場合でも、
よく起こりますよね。 

特に一発勝負の試験などでは、
よく聞く話です。

その様な話をよく聞いていて
まさかの成功でも、まさかの失敗でも、
傍から見て「まさか」だけれども、
中身を見ると「なるほどなー」という原因があります。

今回は「まさかの成功」について述べます。

これはもう、「最後まで諦めず努力を続けている」
人に起こっています。

難易度が高くなればなるほど、
まぐれはありません。
最後の瞬間まで工夫して、頑張り続けた人の中で
ときどき「まさかの」合格者が出ます。

転職では、冴えないと見られていた人が
厳しいケース面接をクリアして、 
超一流の外資系コンサルティングファームに
採用されることや、

試験では、合格ラインからは遠い位置にいた人が
合格すること、
などが時々生じています。

これらは「一見、まさか」で、
その人達のことをよく知らず、
その努力を知らない人は「まさか」と感じ、
中には、
「あいつでも採用されるなんて、
あの会社のレベル落ちているのかな」なって言う
現実を受け止められない人が出てきたりします。

でも、最後まであきらめずに頑張り続けていると、
直前とかで実力がぐぅーんと伸びることがあります。
ギリギリ合格する、とかでなく、
あれほど遠かった合格ラインをポーンと
飛び越えてしまう感じです。

大きな甕に水をため続けていたら、
満杯になって一気に中の水が溢れ出す、
というイメージですね。

成功した人は謙遜して、
直前に奇跡が起こった、
まぐれです…
と言いますけれども、
別に奇跡でもなんでもなくて、
その人は、一滴ずつでも、努力の雫を
溜め続けてきた成果が出ただけです。

更に、このような苦しい戦いを制した人は、
まさかの合格後、
別人みたいに成長した様に見えます。

上述のように「まさか、あいつが・・・」、
「あいつでも採用されるなんて…」、
などと言っていた人は、
このまさかの成功者の変容した姿を見て、
「急にあいつに抜かれた」と焦ってしまうことがあります。

でも、急に・・・では無いですよね。
その「まさか君」や「まさかさん」は
何年にも渡ってずっと努力して、工夫して、
厳しい戦いでも最後の最後まで諦めずに、
一滴ずつ甕に雫を溜め続けてきたのですから。

勝負の直前で、
たまたま、その成果が出ただけです。

まさかの成功を引き起こした人に
共通していることは、
最後まで諦めずに頑張り続けていることです。

ちなみに、それがどれだけ大変か、
なぜ大変なのか、
ということは、
まさかの成功を引き起こした人だけ、
または、その人を良く理解している人だけが
体得した勝負のコツかな、と思います。

(2018年2月13日 山本恵亮)

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