自分のキャリアの問題を解決する為には自律的である必要がある。

自分のキャリアの問題を解決するには、
その問題が自分の問題であって、
それを解決するのは自分であるとの姿勢が必要です。
即ち、自律的でなくてはなりません。

この様に書くと当たり前のことの様に見えますが、
案外難しいものですよね。

<真実を見極める難しさ>

自律、つまり主体的に考えて行動できることが
キャリアの問題を解決する為には必要です。

では、自律的である為に必要なことは何か。
それは現実をありのままに捉えることです。

現実をそのままに見ることが出来れば出来るほど、
現状にどう対処すればよいのか分かってきます。

しかし、これは簡単なことではありません。
大抵の人は、現実を自分の欲求や幻想という
色眼鏡で見ています。

例えば、自分に何か問題が生じている時、
「その問題は他人のせいで生じた問題なので、
私が解決することではない」という気持ちになりがちです。

他人が悪い、会社が悪い、
と自分以外のもののせいにして問題に向き合う
辛さから逃げてしまうのです。

そうすると現実に存在する問題を解決すること
なんて出来なくなります。
問題を認識できないので解決する為に
適切な判断など出来ようがありませんね。

この様に真実を見極めることは難しいものです。

<現実をありのままに見る>

以上の様に問題を自分のこととして
受け止めない限りは自分のキャリアの問題を
解決することは出来ません。

更には、新しいことを吸収することすら
諦めるようになるものです。

その結果、現実をありのままに見て、
自分の世界を広げながら、
真実を見極めていくことが出来る人は、
ごく一握りとなってしまっています。

しかし、この一握りの人々は、
真実を見極めて、自分のキャリアの問題を解決し、
自分の考えをどんどん見直して前に進んで行きます。

どうせなら、この一握りのグループに入りたいものですね。

その為には、現実をありのままに捉えることです。
そして、現実をリアルに見ることが出来れば
現状への対処が分かります。

この様に自律的な状態を保つことが、
キャリアの問題を解決する第一歩です。

(2021年3月22日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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<参考ツール>
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<参考コラム>

自分の欠点を自覚して、対策をすること。

やる気は行動の後についてくる。

孔子の言葉「四十にして惑わず」「六十にして耳順がう」は本当か?

将来のビジョンと今の自分は繋がっているか。