自己分析について

社会人にとっては懐かしい自己分析という言葉。
新卒の就職活動で絶対内定などの本を買ってやった人も
多いのではないかと思います。

自己分析とは、自分の興味、欲求、価値観が何か分析・把握して、
それに合う仕事を探し選ぶことに繋げるというものです。

ただし、自身のキャリアを考える上では大切なことですが、
それだけに取り組んでいても前に進めないこともあります。

特に、職業経験が浅い人や新卒の就活生など、世の中に
どんな仕事があるのか知識が限られている場合は、
自己分析だけをやっていても興味ある仕事を見つけることに
繋がらないことがあります。

どんな仕事があるのか、その仕事の内容はどういったことか、
という仕事についての理解が無いのに、自分に合う仕事が何か
なんて分かりません。

ですから、職業経験が浅い人や学生さんは、自己分析→仕事探し、
と順序だけで考えるのではなく、自己分析と仕事探し
(まず職業情報の収集)を並行して行うのが良いでしょう。

さまざまな仕事の情報に接したり話を聞いたりする過程で、
自分が興味を持てる気づきがあるなど、行動してみることで
自己理解が深まることも多々あります。

自己分析と仕事情報の収集は、車の両輪です。
どっちかだけでは、足りないことがあります。

そんな時は自分探しにさまようのではなく、両方に
取組んでみましょう。

(2016年5月20日 山本恵亮)