職業選択をするときに、
有名な企業や給料の高い企業を選ぶ場合、
知名度や収入だけでその仕事を選んだ人は、
大抵は疲弊してしまいます。
なぜならば、それらの企業は競争が激しいからです。
<競争環境は儲からない>
優秀な人々が入社していて、
社内で激しく競争している環境ですから、
当然です。
例え、これまでの人生で競争に勝ってきたという
自信があったとしても、
そういった人々が集まる中で埋没して、
徐々に疲弊していくってことは極めて多いです。
で、収入が高いと思っていたら、
思っていたほどはもらえなかったとなるのは
珍しくありません。
それはすですよね、限られたパイを
優秀な人々が奪い合っているのですから。
競争が激しい職場は、
苦労の割には儲かりません。
例え、その会社の平均給与が高くても。
<強いのは、興味と思想ある人>
結局、人が持てる力をはるかに超えて
発揮できるのは、
本当に興味を持っていることです。
加えて、仕事を通じて何を実現したいか、
自分が働くことの意味は何か、
そういった自分自身の考えが明確である
ことが結果的に大きな成果につながります。
自らの興味を追求していて、
自らの思想を持って仕事をやっている人が、
それらを持たない優秀な多数の人々を
凌駕した成果を上げるのが現実。
ドングリの背比べで1番なのではなくて、
他の全員の成果を合計しても、
その人に勝てないってイメージです。
仮に成果だけでボーナスの配分を決めれば、
その人が全て持っていきます。
そして、何よりも仕事を楽しんでいるものです。
<己を知り、仕事を知る>
それは何も、その人の能力がもともと
他の人々を凌駕していたってことではありません。
好きなことだからこそ上達し、
好きなことだからこそ没頭し、
深く納得する思いがあるからこそ、
ぶれずに頑張れたのです。
自らの興味を知り、
自分にとっての仕事意味を考え、
自らの仕事の思想を持つ。
そして、仕事への理解を深めて、
そこに自分が求めるものがあるか、
判断をしていく。
そうして、己を知り、仕事を知ることが、
働きがいや、仕事で成果を生むことに
繋がっていくものです。
会社の知名度や給料の高低だけで
仕事を選んでは、疲弊するだけです。
(2020年1月27日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
<参考ツール>
自分の好きなことを知るには、価値観の把握から:価値観のオンライン・ワークシート(無料で使用可能です)
自己分析ツールのご提供:Webで使用できるキャリアデザイン教材の一覧
対面でキャリアの相談をしたい人へ:キャリアコーチング