キャリアコンサルティング技能士検定の
面接試験(1級)の進め方については、
以前のコラムで書きましたが、
幸運にも時間内で施策の提示と
クライアントからの合意を得ることができ、
時間が余ればどうしたらいいのでしょうか?
時間が余った場合の対処法を考えておくと、
「制限時間ぴったりに終えないといけない」
というプレッシャーから解放されます。
一通りやるべきことが出来ていたら、
残りの時間(余ってもせいぜい2,3分
でしょうけれど)は自由です。
<時間が余った時にやること>
例を2つあげると私は次の様にしていました。
・合意した施策についての実行確認。
例えば、「問題把握力を高める為に、
ロールプレイの勉強会に参加して練習する」
という施策を定めたとします。
そうしたら、
「それを実施する為に、この面接後、
すぐに何に取り掛かりますか?」
と質問を投げて、
施策が絵に描いた餅で終わらないよう
クライアントに次のアクションを考えてもらいます。
・面接を振りかえる。
面接全体を振り返ることもクライアントにとっては
有益だと思いますのでお勧めです。
「今回の面接を振り返った感想は?」
「今回の面接を始める前と、今とでは
何が変わりましたか?」
「今回の面接を通じて、何が得られました?」
などなど、振り返りをしても良いでしょう。
他にもその時点で不足していると感じること
(関係構築、問題把握、打ち手をもう1つ、等)
を補完する取り組みをやっても良いかも知れませが、
残り時間はそんなに余らないでしょうから、
上記の様な取り組みが無難だと思います。
また、振り返りで自由に発言してもらうと、
その時点での気持ちを聞くことが出来ますので、
その後に実施される口頭試問の際に役立ちます。
以上ご参考になれば幸いです。
(2019年12月27日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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