内定を受けるか否か、意思決定のときに最も大事なこと。

転職活動で数回の面接を経て
採用決定のオファーを得たけれども、
出来ればもう少し他の会社を見てから
最も自分にとって良い会社の内定を受諾したい、
という気持ちは誰しもお持ちだと思います。

ただ、転職活動でのオファーには回答期限が設けられるか、
または、期限がなくとも1週間程度を目安に返事を下さい、
などと緩やかな期限が設けられるものです。

獲得したオファーが自分の望む全ての条件を満たしていれば
迷うことはほぼ無いのですが、
多くの場合はそんなことはありません。

仕事内容は希望通りだが、年収が希望よりも少し低い・・・
年収や職位は希望以上だが、仕事内容が一番やりたい仕事ではない・・・
など悩ましい状況の中で判断を迫られます。

そのような状況の中で大切なことを1つだけ上げるとすれば、
オファーに明確な回答の期限があろうと無かろうと、
採用をしようとオファーする企業側の気持ちは走り過ぎていくもの
だということです。

その気持ちをキャッチせずにもたついていると、
そのまま通り過ぎていって二度と戻ってくることはありません。

採用も人と人の出会いです。
人の出会いと、そこから始まる付き合いはご縁ですよね。
そのご縁は、常に動いているものです。

決して一つのところに止まっているものではなく、
常に動いている動的なものです。
そのご縁が新幹線のように高速で走っているものもあれば、
各駅停車のご縁もあるでしょう。
でも、そのときに掴まなければ、そのまま走り去っていきます。

別の例で言えば、告白したらその時は断られたものの、
1週間後に「よく考えたのだけど、やっぱりお受けしようと思う」
と言われても、こちらの気持ちはとっくに変わっているものです。
失恋を慰めてくれた異性の友達と付き合い始めていたり…、
なんてことも良く聞く話しです。

複数のオファーを得たときや悩ましい状況での
検討する方法については、
別の機会に書きたいと思いますが、
今回は最も重要な意思決定のタイミングについて
述べさせて頂きました。

人とのご縁は静的なものではなく、動的なものである。
いつも動いているから、掴まなければ去っていく、
ということを前提に考えるようにしましょう。

2018年2月27日 山本恵亮