仕事に就いたとき、
スキルを修得することが先か?
または、その仕事を理解することが先か?
と思案することは多いでしょう。
果たしてどちらを優先すべきでしょうか?
ビジネス・パーソンの中にはスキルが高い
割には、自分の仕事を理解していない人が
います。
一方、自分のスキル・レベル以上に
仕事を理解している人もいます。
勝負どころの商談で高いスキルを発揮
しているのに、話すべき話題を間違える
様なことをして大失敗するのは、
その仕事を深く理解していない為である
ことが多いです。
また、そこまでの熟練者でなくても、
大きな商談の場でも平常心を失わない
ばかりか、顧客の支持を得て、次々に
大型契約を受注していく若手もいます。
これを可能にしているのは、本人のプロ
としてのスキルというよりも、
自分がやっている仕事を深く理解している
ことによるのが大きいでしょう。
この2タイプを見て頂いて、スキルの修得と
仕事の理解どちらを優先すべきでしょうか?
2者択一で言うべきものではないでしょうが、
あえて言うならば、商談を成功させ続けて
契約を取り続けることがビジネスマンとして
成功する為の条件です。
そう考えると「スキルは高いけれど、その
割には仕事を理解していない人」よりも、
スキルについては少し劣るが自分の仕事を
深く理解している人」の方が仕事で実績を
残せるという点で、優先すべきは仕事を
深く理解することだと言えるでしょう。
また、仕事のスキルは身についているのに
成果があがらない、ということがあれば、
「自分はその仕事を理解しているのか?」
と振り返ることをおすすめします。
(2016年8月11日 山本恵亮)