初対面の人との関係を深める方法。

初めて会う人と関係を深める為には
どうすれば良いでしょうか。
取り敢えず挨拶をしたけれど、
その後は何を話せばいいのか、
戸惑う人も多いようです。

実は初対面の人と関係を深める為の
基本的な型があります。

キャリアコンサルタントとして
ほぼ毎日初対面の人とお会いする
私も使っている手法です。

今回はそのうち、
はじめのステップ1、2,3を
説明します。

…なんて大げさに言いましたが、
ものすごく単純なことです。

ステップ1:
挨拶をする。
それも、きちんと挨拶をします。

皆さんマナーや習慣として挨拶を
していることも多いと思いますが、
カタチだけの挨拶では、
初対面の人との関係構築をする上で
もったいないことをしています。

挨拶とは、相手の存在を認めることです。
あなたのことをきちんと認識していますよ、
というメッセージを相手に発信するのが
挨拶です。

それによって、相手は自分の存在が
認められたと感じて安心します。
これで、1対1の関係が始まります。

ステップ2:
挨拶でスタートラインに立った二人の関係を
もう一段深める為にすることは、
事実情報の交換です。

仕事なら業務を進める上で必要な情報の
共有です。

例えば、

「近々A社が取引業者に値下げを要求
してくると思いますが、
それを断った取引業者は契約解除になった
そうですよ」

「そうなんですか。
そう言えば、ライバルのB社が
値下げキャンペーンをしていました」

といった事実についての情報共有です。

こうして、存在を認め合った段階から
一歩進みます。

ステップ3:
自分の考えを相手と共有することです。

お互いに存在を認め合って、
必要な情報を共有して
他人同士の一定の関係を築いたら、
その次はお互いの考えを伝えて
内面の交流に入ります。
それによって、単なる他人同士から
知人同士に関係が進み始めます。

ステップ2の会話例の続きでは、

「私はA社と取引関係を維持する為には
10%値下げするのが良いと思います」

または、

「値下げはしない方が良いと思います。
もし取引を解消されたら、
高い値段で契約してくれる他の会社を
探すのがいいのでは?」

という様に考えを共有します。

以上が、
初対面の人と関係を深める為の
ステップ1~3です。

深い関係を構築する為には
もっと先がありますが、
初対面から一定の関係を深めるには
このステップ1から3を実施することで、
全くの他人からお互いの考えを
交換し合うことが出来るレベルへと
進めていくことが出来ます。
宜しければ、試してみて下さい。

(2017年10月17日 山本恵亮)
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