子供達から学ぶ、ストレス解消法。

この数日間、小学生達とキャンプをしてきた。
彼らを見ていて感じたことは、
その瞬間、瞬間を楽しんでいることだ。

山に入ればトンボやトカゲを捕えてはしゃいで、
真っ赤なキノコを見つけて騒いで、
街では見かけない蝉(エゾゼミ)を捕まえて感激し、
夕立ちですらカッパを羽織ってワザワザ雨の中を
走り回ってずぶ濡れを楽しんで、
常に何かに喜んでいた。

楽しそうで、いかにも幸せそうだった。

大人の私は大自然の中に身を置いて
癒されるなぁーと思っていたのだが、
この癒されるってことは、
日常の俗事の忙しさで
疲れてマイナスになっている幸福感が、
自然に癒されてトントンに戻る、
マイナスから0に戻る程度のことかも、
と小学生達の楽しみようを見ていて感じた。

彼らは、その瞬間の自分の周りのことを
マックスに楽しんでいるのですよね。

大人の私が「傷が癒されるー」みたいな
気分でいるときに
(マイナスが0に戻るのを感じているときに)

彼らは心の底から楽しんでいるんですよね。
幸福度が1000くらいになっている感じです。

その喜びようを目の当たりにすると、
彼らの幸せと比較して、
自分の「癒される―」という幸せが、
いかにも小さいものだと実感しました。

それで感じたわけです。
あまりゴチャゴチャと考えずに、
今のこの瞬間を楽しんじゃって良いのでは
ないかと。
その方がずっと、幸せではないかと。

それも大そうな幸せでなくて、
素朴なものに喜ぶ幸せです。
上述の子供たちが喜んでいたことのように。
(トンボ、トカゲ、キノコ、セミ・・・・)

こうしてリフレッシュするとともに、
その瞬間、瞬間を楽しもうとの思いを持って
山から俗世間に降りて来ました。
しばらく、これをテーマに生活してみます。

で、さっそく…
今朝、満員の通勤電車でもみくちゃにされながら
「どないして、これを楽しめと言うねん!」
と1人でツッコんでおりました。

めげずに楽しみます。

(山本恵亮 2017年8月17日)