その仕事で一流になる為に求められるスキル・レベルを理解する。

新卒の就職活動でも、社会人の転職活動でも、
どの仕事を希望するのか、
あるいは複数の採用オファーからどれを選ぶのか、
考える時に多くの人に欠けている視点があります。
何だと思いますか?

<一般的な仕事探しのプロセス>

仕事を探す時、希望業界や職種について
よく調べている人は多いです。
会社説明会に参加して、
会社や業務内容の説明に耳を傾け、
社員の体験談を聞いて仕事のイメージを持つ。

そして、気に入れば、応募をする。
選考では、面接担当者からも話を聞いて、
フィットを感じたら選考を受け続けて、
給与等の待遇に問題がなければ入社を決断。

この過程で業界、会社、業務内容は理解し、
会った人々との相性を確認し、
社風や仕事の特性が自分の価値観に合うか確認し、
その上で意思決定をしていることでしょう。
でも、ここに欠けていることが多い視点があります。

<その仕事で卓越する為に必要なスキルは?>

欠けている視点とは、
その仕事で卓越する為に必要なスキルは何か?
というものです。

皆さん、仕事に求められるハードスキルや
基本的なソフトスキルは理解をしていますが、
それらは採用の基準をクリアできる最低限の水準を
理解しているに過ぎないことが多いです。

例えば、M&Aアドバイザリーの仕事であれば、
財務会計の知識とエクセルなどのPCスキルがあり、
三表連動の財務モデルを構築することができて、
地頭が良くて、高いコミュニケーション力などが
必要であるってことくらいは皆理解しています。

でも、入社したら、その会社にも、同業の会社にも、
これらは息をするのと同じくらい当たり前のことで、
全員ができます。

そんなことではなくて、大切なことは、
その仕事で卓越する為に必要なスキルの水準を理解することです。
例えば、次のような視点です。

***
その仕事のプロとして一人前になる為に、
必要なことは何か?

その仕事で、それなりに優秀な人と一流の人を
分けているスキルやコンピテンシーは何か?

この会社や業界で成功する為に、最も必要なスキルは何か?
***

その仕事で卓越する為に必要なスキルを理解して、
それを踏まえて自分がやっていけるかどうか考え、
もっとも力を発揮出来そうな仕事はどれか、
理解をした上で仕事を選ぶことがお勧めです。

(2020年6月15日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
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<参考コラム>
コロナ危機:自分のキャリアの分断で不安な時に取り組むと良いこと。

コロナ危機:人生の転機では、新たな始まりの前に終わりがある。

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