筆記試験の対策を機に、数学の学び直しをする。

中途採用の筆記試験で不合格になる人が
結構目立ちます。
高学歴の人でも頻繁に落ちています。
なぜでしょうか?

筆記試験の種類には、
一般企業などで多いSPI、
コンサルティング会社などプロフェッショナルファームで
よく実施される論理問題の試験
(例:GMATのCritical Reasoningと同様の問題など)
などがあります。

SPIで不合格になる人達の理由で多いのは、
数学の問題が苦手であることです。
私立文系大学出身の人に多いパターンです。
高校で数学を捨てているからですね。

SPIの数学問題は、小学校から中学校レベルの問題です。
この時に数学をあまり勉強せず、
高校では完全に数学は捨てた人たちは、
数学と算数の基礎が欠けておりSPIで得点出来ない
ことが多発しています。

次に、論理問題についても
私立文系出身者が良く不合格になります。

SPIは苦手だけど、論理問題であれば何とかなると
考える人も多いのですが、
結果はSPIと同様に私立文系大学出身者に
不合格が多い傾向が顕著です。

これはどうしてなのでしょうか?

どうも、これも数学の勉強を捨てていたから

ということに大きな理由がありそうです。

ある数学の先生が数学を学ぶ目的は2つあると
述べておられました。

1つは計算技術の習得です。
これは分かりやすいですね。ま、そうでしょう。

もう1つが、思考技術の習得とのことです。
答えだけが正しければ良い・・・というのではなく、
思考過程が誰もが納得する論理的な思考でなければ、
単なる自己満足とのことです。
将来にわたって使える思考技術の習得が
数学を学ぶ意味だそうです。

この思考技術を習得する為の数学を
中等教育(中学と高校)の6年間で鍛えてきたか、
否かで、論理思考力の差がでるのは当然でしょう。

その結果、一見文系の試験に見える論理問題の試験で、
数学をあまり勉強しなかった人達が不合格になってしまう
という結果になっていると思われます。

よって、これらの試験対策については、
試験を受けるまで時間が無い場合は参考書で練習をして
挑むしかありませんが、
社会人や学生でも大学1,2年生などは、
中学1年以降、または小学校5,6年レベルからでも
学び直しをするのが良いと思います。

学び直しは、試験対策になるだけでなく、
ビジネスマンとしての能力を高めることになり、
自分への大きなリターンとなるでしょう。

(2018年4月2日 山本恵亮)
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