仕事のやり方はマスターして、
人並み以上に上手くやれるようになった。
でも、最近は伸び悩んでいる。
今よりも高いレベルで仕事が出来るようになるには、
どうしたら良いのか、分からない・・・。
そんなときは、経験豊富な人に、自分の仕事のやり方や
社内外の人々とのコミュニケーションの取り方について、
フィードバックをもらうことがお勧めです。
なぜなら、自分のスキル不足や非合理的なクセなど、
自分自身では気づきにくい課題を気づかせてもらい、
改善をする為に効果的だからです。
そして、その相談の仕方には作法があります。
いきなり「私、どうしたらいいですか?」と
聞くのでは効果的な助言はもらえません。
相手も、あなたの仕事ぶりを細かく見ている
訳ではありませんからね。
具体的な仕事のやり取りの詳細をメモにして、
相談相手に具体的に自分が何をどうしているのか
イメージを持って頂いて、相談するのです。
例えば、ある顧客との交渉を題材にするのであれば、
その交渉の背景や目的を記載して、
更に、顧客との会話のやりとりを台本のように
スクリプトに書きおこすのです。
そして、最後に自分の所感を記載します。
それを相談相手に事前に渡して目を通して頂くか、
お会いする時の初めに読んで頂いた上で、
相談を始めると効果的です。
そうやって、
「君、お客さんが○○と言っているのに、
スルーしてない?」
とか
「君がお客さんに聞いていることは事実確認ばかりで、
お客さんが悩んでいることを掘り下げて聞いてないね」
とか
「お客さんの耳障りの良いことを言ってばかりで、
本質的な議論が出来ていないね」
などと、ツッコんでもらえれば成功です。
ただし、ここで相談を受ける者としての注意点があります。
それは、指摘が自分の仕事のやり方に反するものであっても、
自分自身への批判と受け止めないことです。
ここで反発していては、二度と相談にはのって
もらえませんよ。
仮にその指摘を受け入れて行動を変えたらどうなるのか、
と考えてみましょう。
2017年12月4日 山本恵亮
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<参考ツール>
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