人の表と裏を気にする悩み。

4月に異動や転職をした人にとっては、
新しい上司や同僚に出会って数週間が
経過したところです。

職場の人達が大体どんな人なのか、
ざっくりと分かってきたとしたら
そろそろ相手の性格とか、
相手が何を考えているのか、
気になり始めるころですね。

あの人は親切そうにしているけど、
裏で何を考えているのか分からない。

普段は優しいのに、
仕事中は厳しい顔をしている。
本当は怖い人なのかな。

・・・などなど、いろいろと考えて
しまうのが人の性です。

人の表と裏、気になりますよね。
表は良い人そうだけど、裏では悪口を
言っていた。実は、腹黒い人なのだ。

・・・といった憶測で頭の中がいっぱい
の人もいることでしょう。

表と裏とか、建前と本音、とか
人を観る時によく考えてしまいますが、
その人に表と裏があって、どちらかが
本当のその人だってことなんて
あるのでしょうか?

結論から言ってしまえば、
そんなもん、無いです。
表も裏も、建前の態度も本音の意見も、
全てひっくるめて、その人です。

親切そうに雑談をしてくれる態度も、
忙しい時にピリピリして、
話しかけても目を見てくれない態度も、
どちらも合わせてその人です。

表も、裏も、無い。
両方合わせて事実であると分かれば、
人に対するストレスは相当減ります。

さらに言えば、その事実に対して
良し悪しの判断を加えなければ、
人に対するストレスは消滅しますよ。

その人が悪いとか、嫌な人だとかで
(良し悪しの判断をして)悩むことから
解放されましょう。

そうすれば、今の自分にとって
優先度の高いことに力を注げるように
なると思います。

2017年4月24日 山本恵亮