このあいだ「人生20年説」っていうのを、
ふと思い出す機会がありました。
元京都大学名誉教授の森先生が唱えた説で、
人の人生は20年で1つの人生と考えます。
仮に80年生きるとしたら4回も人生がある
ということです。
<20年で1つの人生>
人は20年も経てば身体も頭も変わっているので、
20年前の自分は赤の他人と思おう、とのこと。
第一の人生は生まれてから19歳が終わるまで、
第二の人生が20歳からで、
第三の人生が40歳から、
第四の人生が60歳からの20年間、
というように。
そうすると、40代の私は今、
第三の人生が始まったばかりですね。
<さしあたりの今を輝く>
それぞれの人生を全く別の人生と考えて、
さしあたりの20年を一つの人生として輝くのがよい。
その人生を輝いたなら、次の新しい人生も輝きやすい。
さらに人生が4回もあると思えば、
そのうちの1つくらい上手くいかなくても
どうってことはない。
このように森先生は著書*で述べています。
(*「考えすぎないほうがうまくいく」三笠書房)
第一の人生での準備で第二の人生が決まるとか、
第二の人生で準備した第三の人生など、暗い。
人生100年時代という現代では、
ひとつながりで生きるのは、あまりに長すぎますね。
一生を計画することや、
自分を枠にはめること(若者らしく、等)はせず、
自由な発想で気楽に生きた方が良い。
しかも、今の自分は本当の自分ではない、
他に自分の場所があるはずだと
青い鳥を求めて彷徨う、などは不幸です。
さしあたりの今を輝けってことです。
<自分を大きく変えるチャンス>
人生の節目にいる人は、
その人生でやってきたこととか、
こうあるべきという枠にはとらわれずに、
さしあたり次の10年20年を自由な発想で、
楽しめばよいと思います。
人生20年と考えると、
学生から社会人になる時、
40代を向かえる時、
60代になる時、など節目の時期は
自分を大きく変えるチャンスと言えるでしょう。
(2020年7月13日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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<参考コラム>
コロナ危機:自分のキャリアの分断で不安な時に取り組むと良いこと。
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